
今回もゴリゴリギャング一色の一曲です。紹介する曲の体感8割がそうです
このアルバム個人的に割と当たりだなと思うのでこの曲だけでなく他の曲も聴いて欲しいです
42 Dugg – Free RIC (feat.Lil Durk)
[Intro: 42 Dugg]
Can’t be fucked with (At all)
俺にちょっかい出す奴はいない(絶対ムリだ)。
(Flexing on that bitch, hold up)
(あの女に見せつけてやる、ちょっと待て)。
[Chorus: 42 Dugg]
That Patek can’t bust but you know me
あのパテックは「バストダウン(ダイヤで改造)」できないけど、俺のことだ、わかるだろ。
— 注: 高級機のPatek Philippeは改造を嫌う人も多いが、「俺がやればやるかも」という含み。
Holding for the 4’s, bitch, I’m holding for the East
俺は“4’s(フォー)”のために立つし、イースト(東側)のためにやってる。
— 注: 42 Duggは4PF(Lil Babyのクルー)、またデトロイト東側を指すことが多い。
On the count of three, everybody yell free RIC, free Skeet
3つ数えたら全員で叫べ、フリー・リック、フリー・スキート。
Free RIC, free Kwe, free RIC, free Meech
フリー・リック、フリー・クウェイ、フリー・リック、フリー・ミーチ。
On the count of three, everybody yell free RIC, free Meech
もう一回、3で叫べ、フリー・リック、フリー・ミーチ。
Free RIC, free Tee, free RIC, free Skeet
フリー・リック、フリー・ティー、フリー・リック、フリー・スキート。
— 注: Free〜=「仲間を出所させろ」の合言葉。収監中の友人・仲間の名前。
[Verse 1: 42 Dugg]
A Patek, a Patek, a Patek, was gon’ buy it for my daddy
パテック、パテック、パテック——親父に買ってやるつもりだった。
Let me find out niggas cappin’, ain’t ‘bout action
口だけの奴らを見つけてやるよ。どうせ行動は伴わない。
Baguettie, baguettie, baguettie, they say I might regret it if I chandelier a skelly, plus they tax
バゲット、バゲット、バゲット(ダイヤ)——スケルトンの時計をシャンデリアみたいに石で埋めたら後悔するって言われた、しかも税金もヤバいし。
— 注: baguette=細長いダイヤ。skelly=スケルトンウォッチ。chandelier=ギラギラに“氷(アイス)”を盛る。
Heard the fetty ain’t shit in Alabama
アラバマの“フェティ”はろくでもないって話だ。
— 注: fettyは文脈で金(fetti)やフェンタニル(fentanyl)の隠語。ここはドラッグ品質の話の流れでフェンタニル系が粗悪のニュアンスが濃い。
42 for the bammer
“バマー(安物の草)”が4,200ってとこだな。
— 注: bammer=低品質の雑草(マリファナ)。数字は**$4.2k / lb**等の相場感のスラング表現。
Just say we forget to stamp ‘em, not on a camera
スタンプ(印)押し忘れたってことにしよう、カメラの前では言わないがな。
— 注: stamp=ブロック(ドラッグ)に付ける印・ブランド。
Ayy, I wish a nigga would play with me
俺をナメる奴がいたら見てみたいもんだ。
Sixty-two for the ‘Za, the buds two-eight a piece
“ザ(上物の草)”は6,200、つぼみは2.8ずつだ。
— 注: ‘Za / Zaza=高級な花。two-eightは地域で意味揺れ(2.8gの小分け、または28g=1ozの言い回し)。ここは相場&グラム数の内輪スラング。
I love to get ‘em cheap, them drugs keep me in sync
安く仕入れるのが好きだ。ドラッグの商売で俺のリズムは合う。
Might thump a bitch if she blink
ウインクなんかしたら女でもぶっ飛ばすかもな。
— 注: thump=殴る。暴力的表現。
Ray these 10’s ain’t pink, then again
レイ、これら“10’s”はピンクじゃない、いやどうだかな。
— 注: 10’s=10mg錠(オキシ等)を指す内輪表現の可能性。色ネタは錠剤の見た目の話。
Wanna see me stretch some bitch in the pen?
刑務所で女を“ストレッチ(伸す=ボコる)”とこ見たいのか?
Been thuggin’ since we was kids, my brother know what I did
ガキの頃からストリートやってきた。兄弟は俺の所業を知ってる。
Between him and that SIG, I know I’m five out of ten
あいつとシグ(銃)の間にいたら、五分五分ってとこだな。
— 注: SIG=SIG Sauer(拳銃メーカー)。five out of ten=五分の勝負、または5/10発の当て勘を示唆。
It hurt me to hear that, ain’t that some shit, bitch
それを聞いて胸が痛んだ。クソみたいな話だろ、ビッチ。
First incomplete I ever had on a hit
狙った“ヒット(襲撃)”で初めて“未完成(外し)”をやらかした。
You a trip, that ain’t stoppin’ shit, we poppin’ shit
お前は笑わせるな。何も止まらない。俺らはやる時はやる。
See a bitch, we drop a bitch
敵を見つけたら、即座に落とす(やる)。
— 注: drop=撃ち倒す、殺すの隠語。
[Chorus: 42 Dugg]
[Chorus: 42 Dugg]
That Patek can’t bust but you know me
あのパテックは「バストダウン(ダイヤで改造)」できないけど、俺のことだ、わかるだろ。
— 注: 高級機のPatek Philippeは改造を嫌う人も多いが、「俺がやればやるかも」という含み。
Holding for the 4’s, bitch, I’m holding for the East
俺は“4’s(フォー)”のために立つし、イースト(東側)のためにやってる。
— 注: 42 Duggは4PF(Lil Babyのクルー)、またデトロイト東側を指すことが多い。
On the count of three, everybody yell free RIC, free Skeet
3つ数えたら全員で叫べ、フリー・リック、フリー・スキート。
Free RIC, free Kwe, free RIC, free Meech
フリー・リック、フリー・クウェイ、フリー・リック、フリー・ミーチ。
On the count of three, everybody yell free RIC, free Meech
もう一回、3で叫べ、フリー・リック、フリー・ミーチ。
Free RIC, free Tee, free RIC, free Skeet
フリー・リック、フリー・ティー、フリー・リック、フリー・スキート。
— 注: Free〜=「仲間を出所させろ」の合言葉。収監中の友人・仲間の名前。
Bitch, better not say shit to none of my niggas, ayy
ビッチ、俺の仲間に何も言うなよ。
— 注: 仲間への忠誠ライン。外に情報を漏らすな、のニュアンス。
[Verse 2: 42 Dugg]
Chevy, T-top, on D-U-Bs
シボレーのTトップ、DUB(20インチ以上のホイール)を履かせてる。
A lil’ old seventy for these watches, four for the weed
この時計たちに7万ドル、草には4千。
— 注: ストリートの見栄(腕時計)と消費の対比。
Throw a bitch shit for eavesdropping, this confidential
盗み聞きする女の持ち物を外に放り出す。これは機密事項だ。
I’m the shit, I need some tissues
俺は“最高(the shit)”だ。だからティッシュが必要だな(ダジャレ)。
Seventeen up in this nickel
この“ニッケル”には17発入ってる。
— 注: nickel=9mmの俗称。装弾数の自慢。
I get pissed, I might go crazy
キレたらヤバいことになる。
Bitch, I’m rich, y’all niggas hatin’
ビッチ、俺はリッチだ。お前らは嫉妬してるだけ。
Take me back when I had love, me and [?], we [?]
愛があった頃に戻してくれ。俺と[聞き取り不能]は[聞き取り不能]だった。
— 注: 元音源の不明部分。ブートレグや現場音源で起こりがち。
[Chorus: 42 Dugg & Lil Durk]
[Chorus: 42 Dugg]
That Patek can’t bust but you know me
あのパテックは「バストダウン(ダイヤで改造)」できないけど、俺のことだ、わかるだろ。
— 注: 高級機のPatek Philippeは改造を嫌う人も多いが、「俺がやればやるかも」という含み。
Holding for the 4’s, bitch, I’m holding for the East
俺は“4’s(フォー)”のために立つし、イースト(東側)のためにやってる。
— 注: 42 Duggは4PF(Lil Babyのクルー)、またデトロイト東側を指すことが多い。
On the count of three, everybody yell free RIC, free Skeet
3つ数えたら全員で叫べ、フリー・リック、フリー・スキート。
Free RIC, free Kwe, free RIC, free Meech
フリー・リック、フリー・クウェイ、フリー・リック、フリー・ミーチ。
On the count of three, everybody yell free RIC, free Meech
もう一回、3で叫べ、フリー・リック、フリー・ミーチ。
Free RIC, free Tee, free RIC, free Skeet
フリー・リック、フリー・ティー、フリー・リック、フリー・スキート。
— 注: Free〜=「仲間を出所させろ」の合言葉。収監中の友人・仲間の名前。
[Verse 3: Lil Durk]
Quarantine, pop out with them killers, shit be boring me (Let’s get it)
隔離期間でもキラー連れて外に出る。家にいるのは退屈なんだ。
— 注: パンデミック期の**隔離(quarantine)**をもじる。
Got her titties done and I’m the reason, don’t be ignorin’ me (Bitch)
彼女が胸を整形したのは俺のおかげだ。無視すんなよ(ビッチ)。
Foenem died flukey, they too happy, shit be blowing me (Let’s get it)
仲間は**不運(flukey)**に死んだのに、あいつらは喜びすぎだ。マジで頭にくる。
Textin’ bitches bringing up my name, they be showin’ me (Man, what?)
女たちが俺の名前を持ち出してくる。メッセで見せつけられるんだよ(スクショ等)。
Hellcats, run up on that wide-body, his head stretched (Yeah)
ヘルキャットでワイドボディに迫れば、アイツの頭は伸びる(=撃ち抜かれて倒れる)。
— 注: Dodge Hellcat(高出力マッスルカー)。
Clean gun, I take the switch off, put it in my headrest (Yeah)
クリーンな銃、スイッチ(連射化パーツ)は外してヘッドレストにしまう。
— 注: switch=拳銃を全自動化する違法パーツの隠語。説明のみ。
I drive far, you don’t take care of your fam, what you alive for?
俺は遠くまで走る。家族を守らないで何のために生きてる?
Same niggas screamin’ that they gang, the one I die for
「ギャングだ」と叫ぶ同じ奴ら——俺が命を賭けるのはそいつらだ。
Blick blick, chopper chop-chop, Glock fah-fah (Fah-fah)
ブリック・ブリック、チョッパー・チョップ、グロック・ファファ(擬音)。
Trench baby, got it out the mud, I’m a rockstar (Rockstar)
俺はトレンチ育ち、泥から這い上がったロックスターだ。
— 注: trenches / out the mud=極貧&危険地域からの成り上がり。
Every nigga ‘round me got a bag, on my mama (Gang, gang)
周りの仲間は全員**バッグ(大金)**を持ってる。母ちゃんに誓ってな。
He killed me in his comments, I killed him with these commas (Yeah)
コメント欄では俺を“殺した”つもりらしいが、俺は**コンマ(,=ゼロの数)**で殺してやった(=金額で黙らせた)。
Free Steve ‘nem, free Jam ‘nem, free ‘Nine ‘nem
スティーヴたちを解放しろ、ジャムたちを解放しろ、ナインたちを解放しろ。
— 注: ‘nem=「〜とその仲間」。
Money on you dead, just take it out ‘cause you can’t dine in
お前の首には懸賞金がかかってる。**店内飲食(dine-in)**は無理だから“テイクアウト”にしておけ。
— 注: テイクアウト=「連れ去る/仕留める」のダブルミーニングの言葉遊び。
I got killers with outstanding warrants that still be flyin’ in (Still be flyin’ in)
未決の指名手配食らってても飛んで来る“キラー”が俺にはいる。
Screamin’ you gon’ slide, if you gon’ slide, then nigga, slide then (Slide, slide)
「やり返す(スライド)ぞ」と吠えるなら、さっさとやってみろよ。
I’m from the ‘Raq, where the gangsters at, lil’ bro, paint his ass (Yeah, yeah, yeah)
俺はシラッ(Chiraq=シカゴ)出身だ。ギャングの街だ。弟分、あいつをペイントしろ(弾で染めろ)。
— 注: Chiraq=Chicago+Iraqの造語。paint=血で染めるの隠語。
Glock with beam, look like laser tag, you can’t save his ass (Yeah)
レーザーサイト付きのグロック、まるでレーザータッグ。もう助からない。
Wet him up, bro’nem bathe his ass, bro’nem chase his ass (Yeah)
水浸しにしろ(蜂の巣)。仲間が“洗礼”して、追い回せ。
Bro’nem face his ass, I relate to that, I relate to that (Man, what?)
仲間が顔面を撃ち抜く。そういう世界に俺は共感できる、わかるんだ。
— 注: face=顔面ショット。残酷表現の隠語。
[Chorus: 42 Dugg]
[Chorus: 42 Dugg]
That Patek can’t bust but you know me
あのパテックは「バストダウン(ダイヤで改造)」できないけど、俺のことだ、わかるだろ。
— 注: 高級機のPatek Philippeは改造を嫌う人も多いが、「俺がやればやるかも」という含み。
Holding for the 4’s, bitch, I’m holding for the East
俺は“4’s(フォー)”のために立つし、イースト(東側)のためにやってる。
— 注: 42 Duggは4PF(Lil Babyのクルー)、またデトロイト東側を指すことが多い。
On the count of three, everybody yell free RIC, free Skeet
3つ数えたら全員で叫べ、フリー・リック、フリー・スキート。
Free RIC, free Kwe, free RIC, free Meech
フリー・リック、フリー・クウェイ、フリー・リック、フリー・ミーチ。
On the count of three, everybody yell free RIC, free Meech
もう一回、3で叫べ、フリー・リック、フリー・ミーチ。
Free RIC, free Tee, free RIC, free Skeet
フリー・リック、フリー・ティー、フリー・リック、フリー・スキート。
— 注: Free〜=「仲間を出所させろ」の合言葉。収監中の友人・仲間の名前。
bust / bust down:高級時計をダイヤで改造すること。
Patek(Patek Philippe):超高級時計ブランド。改造は“冒涜”扱いされることも。
4’s / 4PF:Lil Baby周辺のクルー名。42 Duggの繋がりを示す。
Free ___:「〇〇を釈放しろ」=収監中の仲間への連帯。
baguette(バゲット):細長いカットのダイヤ。
skelly(スケリー):スケルトンウォッチ。
chandelier:シャンデリアのように宝石でギラギラにする比喩。
fetty:文脈で金(fetti)やフェンタニルの隠語。ここはドラッグ品質の線が濃い。
bammer:低品質のマリファナ。
‘Za / Zaza:高品質のマリファナ。
two-eight:地域で揺れる数え方(2.8gの小分け or **28g(1oz)**の言い回し)。
stamp:ドラッグの印/ブランド。
thump:殴る。
SIG:SIG Sauer(銃メーカー)。
drop(a bitch):撃ち倒す/殺すの隠語。
D-U-Bs(DUBs):20インチ以上のホイールの俗称。
nickel:9mm拳銃の俗称。
foenem / bro’nem:仲間たち(シカゴ方言)。
switch:拳銃を全自動化する違法パーツの隠語。
trenches / out the mud:極貧地帯/泥の中からのし上がること。
bag(get a bag):大金。
commas:カンマの数=ゼロの数→大金の比喩。
Chiraq(’Raq):Chicago+Iraqの造語(治安の悪さの比喩)。
paint his ass:弾で血に染める。
laser tag:レーザーサバゲー→レーザーサイト付き銃の比喩。
face(someone):顔面を撃つ。
wet him up / bathe:銃弾でずぶ濡れにする比喩。
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